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03B インフラ・基盤実装基準

目的

本基準は、インフラ・基盤担当が満たすべき実装基準を定義する。対象には、サーバ、ネットワーク、クラウド、OS、ミドルウェア、DB、コンテナ、鍵管理、バックアップ、監視基盤、CI/CD基盤、共通統制を含める。

必須実装基準

領域基準統制目的ID必須証跡
資産識別サーバ、クラウド資源、DB、コンテナ、ネットワーク機器、管理基盤にAsset IDを付与する。A-02CMDB、クラウド資産一覧
所有者連携Asset IDをSystem ID、Owner ID、環境、本番・非本番区分へ結び付ける。A-01、A-02資産台帳、タグ設定
外部公開面インターネット公開、管理ポート、外部API、DNS、証明書を管理する。P-01、P-05ASM結果、DNS台帳、証明書一覧
管理経路管理経路を分離し、直接公開を禁止し、MFAと監査ログを適用する。P-02、I-02、I-03、L-02VPN/ZTNA設定、PAMログ
通信制御必要な通信だけを許可し、変更理由と承認を記録する。P-03、C-02FWルール、Security Group、変更申請
構成基準OS、ミドルウェア、クラウド、コンテナ、DBの安全な構成基準を定義する。C-01、C-05ベースライン、CSPMポリシー
逸脱検知構成逸脱を検知し、重要度に応じて期限内に是正する。C-03CSPM結果、ドリフト検知、是正チケット
脆弱性認証付きスキャン、エージェント、イメージスキャンを適用し、SLA内に是正する。V-01、V-02、V-03、V-05スキャン結果、修正チケット
暗号・鍵通信時・保存時暗号化、KMS、鍵ローテーション、鍵管理権限を管理する。D-03、C-04KMS設定、TLS設定、鍵ローテーション記録
バックアップ重要データ、設定、システムをバックアップし、隔離、暗号化、復元試験を行う。R-01、R-02、R-03、R-04、R-05ジョブ結果、復元試験記録
ログ基盤重要ログを収集し、欠損、時刻同期、保持、改ざん耐性を管理する。L-01、L-03、L-05ログ源一覧、転送設定、欠損レポート
共通統制IdP、EDR、監視、鍵、CI/CD等の共通統制について継承証跡を提供する。G-05共通統制一覧、証跡契約

Tier別追加基準

分類追加基準
Tier 0全変更に承認とレビューを必須とする。特権操作はPAMまたは同等機能で記録する。証跡鮮度は週次以上とする。
Tier 1外部公開面、脆弱性、バックアップ、ログ欠損を月次以上で評価する。重大例外はCISO確認を必要とする。
Tier 2標準ベースラインと月次の逸脱確認を適用する。
Tier 3所有者、データ、外部公開、ID、廃止手順を最低限管理する。

禁止事項

  • 管理ポートをインターネットへ直接公開してはならない。
  • 所有者不明の資産を本番ネットワークへ接続してはならない。
  • 重大脆弱性を期限切れのまま例外登録なしに放置してはならない。
  • バックアップ成功のみをもって復旧可能と判定してはならない。
  • 共通統制の継承範囲を文書化せずに、個別システムの統制充足とみなしてはならない。

評価指標

指標基準
Asset ID付与率Tier 0/1は100%。
外部公開資産棚卸し率Tier 0/1は月次、Tier 2は四半期以上。
重大脆弱性SLA内是正率90%以上を最低基準とし、Tier 0/1は改善計画を持つ。
構成逸脱滞留日数重大逸脱は7日以内に是正または例外登録。
復元試験成功率Tier 0/1は100%。失敗時は改善計画を登録。

参考資料(出典)