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03D 運用・監視実装基準

目的

本基準は、運用・監視担当が満たすべき実装基準を定義する。対象には、ログ取得、監視、アラート、変更管理、作業承認、定期点検、インシデント初動、復旧対応、証跡保全を含める。

必須実装基準

領域基準統制目的ID必須証跡
ログ源管理重要ログ源を定義し、System IDとAsset IDへ結び付ける。L-01、L-05ログ源一覧
ログ転送認証、特権操作、設定変更、データアクセス、外部通信を収集する。L-01、L-02SIEM転送設定、監視ルール
ログ品質時刻同期、欠損、保持期間、改ざん耐性を管理する。L-03NTP設定、欠損レポート
アラート重大度、一次対応、エスカレーション、クローズ条件を定義する。L-04、E-01アラートチケット、対応記録
変更管理変更申請、承認、実施、戻し、事後確認を記録する。C-02、H-02変更申請、承認履歴
作業承認特権作業、緊急作業、委託先作業を承認制にする。H-02、H-04作業申請、作業ログ
定期点検バックアップ、ログ転送、証明書、ジョブ、監視を点検する。R-03、C-04、L-03点検結果、是正チケット
インシデント初動検知、報告、判断、封じ込め、証跡保全の手順を実行する。E-01、E-03インシデントチケット
復旧対応復旧作業、影響範囲、復元結果、再発防止策を記録する。R-04、E-04、E-05復旧記録、改善計画
証跡保全証跡の保存先、アクセス権、保存期間、削除条件を管理する。L-03、G-06証跡保管設定、アクセスログ

監視対象イベント

次のイベントは、Tier 0/1では必ず監視対象に含める。

分類イベント
認証ログイン成功、失敗、MFA失敗、異常地域、異常端末。
特権操作管理者ログイン、権限昇格、PAM利用、緊急ID利用。
設定変更FW、Security Group、IAM、IdP、監視、ログ、バックアップ設定の変更。
データアクセス大量閲覧、エクスポート、共有リンク作成、権限変更。
外部通信不審な外向き通信、C2疑い、未知宛先、データ転送量異常。
保護機能EDR停止、ログ転送停止、バックアップ失敗、監視無効化。

禁止事項

  • ログを取得しているだけで監視済みと判定してはならない。
  • アラートをクローズする際に、判断理由と証跡リンクを残さない運用をしてはならない。
  • 緊急変更を事後記録なしに完了扱いにしてはならない。
  • インシデント疑いの段階で、証跡保全前にログ削除、再起動、初期化を行ってはならない。
  • バックアップ失敗を通知だけで終わらせ、復旧リスクへ接続しない運用をしてはならない。

評価指標

指標基準
重要ログ源カバレッジTier 0/1は90%以上から開始し、未収集は例外登録する。
ログ欠損率重大ログ源の欠損は検知し、是正チケットへ接続する。
アラート対応SLA遵守率重大アラートは定義したSLA内に一次判断を行う。
未承認変更件数ゼロを基準とする。発生時は原因分析を行う。
作業記録欠損件数特権作業と緊急作業はゼロを基準とする。

参考資料(出典)